日本のカジノとやくざの結びつきは強い?オンラインカジノの未来は?
9月28日、東京・六本木の雑居ビルでカジノ店を開き、バカラ賭博をさせたとして、特定抗争指定暴力団神戸山口組系2次団体幹部ら男3人が逮捕されました。
日本ではこのようにギャンブルとやくざが関連していることが多く、規制をしているもの制御しきれていないのが実情です。
今後日本ではオンラインカジノ、ランドカジノが一般的になっていく可能性がありますが、政府としてはやくざとの結びつきを厳しく規制する必要があります。
今回の事件の内容
今回の事件は、特定抗争指定暴力団神戸山口組系2次団体幹部である山本千束容疑者を含む男3人が、東京六本木の雑居ビルでバカラ賭博をさせていたというもの。
3人の容疑者は平成31年1月~令和2年7までの約1年半、雑居ビルに開いたカジノ店で客にバカラ賭博をさせ、コミッション料名目で金銭を徴収したとされています。そして、この1年半の売り上げは約5億円だと報じられています。
このカジノ店を利用している顧客は数百人を超えていたとされており、捜査官は37歳から72歳までの5人の顧客も拘束しました。利用していた顧客の中には、新型コロナウィルスで海外のカジノに行けなくなってしまったということを理由として述べている人もいます。
カジノは、コロナウィルスのパンデミックの間の非常事態宣言が出された間も、営業されていたと報告されています。
オンラインカジノも危険?
近年日本国内でもオンラインカジノの人気が上がっています。オンラインカジノは個人でプレイする際には日本で逮捕されることはありません。しかし、今回逮捕された例のように、カジノ店でオンラインカジノをプレイした場合は違法となり逮捕されてしまいます。
日本にはインターカジノカジノというものが存在し、お店でオンラインカジノをプレイすることができます。この場合、運営者にコミッションを支払うこととなり、これが法律に違反していることとなります。特にこのようなインターネットカジノ店は歌舞伎町などで多く見かけます。
日本ではやくざがこのようなインターネットカジノを運営していることがあり、これは違法行為となります。つまり、やくざがオンラインカジノを利用して金銭を徴収しているケースもあるのです。
今後の日本におけるカジノとやくざの取り締まり
今後日本では統合型リゾートの設置により、ランドカジノが誕生することが予定されています。市民からはやくざとカジノの結びつきが強いことから、ランドカジノの設置により治安が悪化することが懸念されています。
ランドカジノが設置されれば日本国内でもオンラインカジノが合法となっていくでしょう。しかし、これらを完全に合法とするにはやくざだけに限らず、カジノに関連する犯罪をどのように防ぐか法整備をしていく必要があります。
今回の事件でカジノとやくざの結びつきの強さが露呈しています。今後このような違法運営を防ぐために、どのような規制が設けられるのか、オンラインカジノの扱いがどうなるのか今後も注目です。