オークラホールディングス、新型コロナウィルスの影響でパチンコ店を閉店

オークラホールディングス、新型コロナウィルスの影響でパチンコ店を閉店

新型コロナウィルスのパンデミックの影響で、多くのビジネスが影響を受けています。旅行、サービス業界、飲食業界など、多くの企業が厳しい状況に追い込まれていますが、パチンコ業界もその例外ではありません。

パチンコ店は緊急事態宣言により営業を制限され、多くの企業が赤字となっています。

オークラホールディングスがパチンコ店を閉店

日本のパチンコホール運営会社であるオークラホールディングスは、新型コロナウィルスのパンデミックによる業績悪化を理由に、2つのパチンコ店を完全に閉鎖することを発表しました。

今回閉鎖が発表されたのは佐賀県のケイズプラザ三日月店と神奈川県のBIG APPLE ユーパーク元住吉店です。これらの2点はいずれも5月10日をもって閉店されました。

オークラホールディングスは日本全国にパチンコ店を営業しており、それらの多くは2020年後半から徐々に客足を取り戻すことに成功していました。しかし、今回閉店した2店舗に関しては、客足が戻らない状態が続いていました。

実際に、2020年12月31日までの半年間で、ケイズプラザ三日月店は1,470万円の損失を出し、これはグループ全体の40.8%を占めました。また、ユーパーク元住吉店も800万の損失を出していました。

オークラホールディングスは、パフォーマンスの低いパチンコ店を閉鎖し損失を最小限に下げ、

より将来性のあるパチンコホールに資産を集中させることがグループにとってより有益であると述べ、上記の2点を閉店するという結論に至ったのです。

オークラホールディングスとは

オークラホールディングスは、長崎・佐賀・福岡・東京・神奈川を中心にパチンコ・パチスロ店「モナコ」「​ケイズプラザ」「ビッグアップル」を経営する企業です。最新のパチンコ・パチスロ台、人気機種をいち早く導入する点を強みとしており、1968年に創業して以来パチンコ業界をリードする企業として活躍しています。

ただし、ここ数年では規制改定によりパチンコ機のゲーミング要素が減り、ユーザーにとって魅力的でなくなったことが原因で利益・収益が減少する傾向にありました。

今後の日本のパチンコ業界は?

パチンコは日本において大変人気のあるギャンブルであり、多くの需要があります。しかし、パンデミックの影響により、これまで通りに営業ができなくなったことにより、多くの店舗が閉店しています。また、規制に従わなかったパチンコ店もあったことにより、世間から厳しい目が向けられることも少なくありませんでした。

現在日本でもワクチンの接種が進んでおり、少しずつ新型コロナウィルスのパンデミックも落ち着きを見せ始めています。この調子で新型コロナウィルスの感染者数が減っていけば、従来通りにパチンコ店も営業できるようになるはずです。パチンコ企業にとっては、それまで持ちこたえられるかどうかが、大きなポイントとなるでしょう。

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