海外オンラインカジノ、日本からアクセス急増
ここ数年で人気を集めているオンラインカジノ。オンラインカジノは海外のサービスであり、日本では法律で認められていません。
しかし、ここ数年で日本国名からのアクセス数が急増しており、日本はオンラインカジノ大国となっているのです。そして、より多くの海外企業が日本マーケットに注目するようになってきています。
日本からのオンラインカジノの利用
日本ではギャンブルが規制されています。そのため、日本国内にはオンラインカジノは存在しないのですが、海外サービスが次々と日本マーケットに進出しています。
その結果、日本国内からのオンラインカジノへのアクセスが急増しています。これには新型コロナウイルス流行に伴う外出自粛が背景にあり、2021年9月のアクセス数は3年前の100倍以上に増えていると報告されています。
このアクセス数の増加により、なんと現在日本国内からのオンラインカジノへのアクセス数はアメリカ合衆国、ドイツに次いで世界3位(国別アクセス数は、米国の約2億5800万回が最多で、2位は約1億400万回のドイツでした)。
ギャンブルが禁止されている国でありながら、なんと日本は「オンラインカジノ大国」となっているのです。このような事実はあまり知られていませんが、実は日本はオンラインカジノ業界に置いて、巨大なマーケットにまで成長しているのです。
アクセス数の変移
デジタル分析支援会社、シミラーウェブジャパンの調査によると、オンラインカジノへの日本からのアクセス数は、2018年12月に月間約70万回でしたが、19年2月ごろから急増。新型コロナウィルスが流行し出した2020年1月には、約7820万回まで増えたと報告されています。その後は、一時期アクセス数が減少する場面もみられましたが、それでも再び増加傾向となっています。
そして、増加状態が続き、21年9月は約8300万回を記録。これは、2018年12月の約118倍の数字だと言います。
日本では長年ベラジョンカジノが圧倒的な人気を誇り、市場を独占している状態でした。しかし、2020年、2021年になり多くのオンラインカジノが日本マーケットに進出し、日本語サイトを立ち上げるようになりました。
これに伴いアクセスがベラジョンカジノ以外の複数のオンラインカジノにも分散するようになり、月間アクセスが1千万を超える大手サイトがいくつも出現するようになったのです。その例としては、カジ旅やカジノシークレット、ラッキーニッキーなどが挙げられます。
このような動きに伴い、さらに日本マーケットを狙うオンラインカジノが増え、海外企業が日本に注目をするようになっているのです。
モバイルからの利用が増加
最近ではオンラインカジノがモバイルに対応する動きが強まっています。現在ではほぼ全てのオンラインカジノがモバイルに対応しており、オンラインカジノによってはスマートフォン向けのアプリをリリースしているものもあります。
ベラジョンカジノへのアクセス方法は21年9月で、スマートフォンなどモバイル端末からが67%を占めており、ユーザーの過半数がパソコンではなく、スマートフォンを利用するようになってきているのです。
今後もこの流れは続き、オンラインカジノがスマートフォンに対応してことで若年層の利用者が増えることが予想されています。