日本のパチンコについて

日本のパチンコについて

日本において長年遊戯として楽しまれているパチンコ。しかし、最近ではパチンコの人気が衰えており、業界全体が縮小傾向にあります。そのため、若い人の中にパチンコについて詳しく知らない人もいることでしょう。

そこでこの記事ではパチンコとは何なのか、どのようにプレイするのかを紹介します。

パチンコとは?

パチンコとは、ハンドルを回すことで玉を打ち出し、アタッカーに入れることを狙いゲームのことを言います。大当たりが出るといっぱい玉が出てくる仕組みとなっており、この玉がなくなるまで遊ぶことができます。

パチンコのルーツは欧米で発祥したコリントゲームだとされています。これは大正末期から昭和初期に日本に輸入されたとされており、それ以降日本でも幅広く遊ばれるようになりました。

日本におけるパチンコは1995年がピークだったとされており、当時は全国に1万8,244軒のパチンコ店があったとされています。しかし、それ以降パチンコ店の数は減少し続けており、2018年12月時点では1万60軒まで店舗数が下がりました。最近では若者がパチンコへの興味を示さないため、パチンコ業界の衰退が騒がれています。

そして、IR法案の成立により日本にカジノが誕生することで、ギャンブル依存症への対策が強くなることが予想されており、よりパチンコの利用者が減るのではないかという懸念があります。

パチンコの遊び方

具体的にパチンコで遊ぶ際の手順は以下の通りです。

  1. 台選び
    まずパチンコ店に入ったらどの台でプレイするかを決めます。パチンコ店には様々なテーマのパチンコがあるので、好みのものを選びましょう。
  2. 玉を借りる
    遊ぶ台を決めたら、玉貸機にお金を入れて玉を借ります。玉の金額は店舗によって異なりますが、1玉=1円~から借りることができます。
  3. 遊戯
    玉を借りたら実際に遊戯します。
  4. 玉を交換
    遊戯を終えたら店員さんを呼びましょう。そうすると、箱の中のパチンコ玉の数を数えてくれます。そして、景品コーナーへ行き、玉を好きな景品と交換しましょう。

パチンコの違法性について

日本ではギャンブルは禁止されています。そのため、なぜギャンブルであるパチンコが認められているのか、という疑問を持っている人もいることでしょう。

日本でパチンコが認められている理由はその三店方式にあります。そして、日本でのパチンコはギャンブルではなく、「遊戯」という扱いになっているのです。

パチンコ店では大当たりが出た場合に、まずはパチンコ玉を景品に交換します。その後に、景品を店舗外の交換所で現金に換える、という方式をとっています。つまり、景品を仲介させることで直接現金のやり取りを行うことをせず、合法としているのです。グレーゾーンのようにも思えますが、パチンコは警察庁の管轄のものと運営されて、政府公認となっているのです。

そのため、パチンコに関して特に厳しい規制はこれまで行われていません。しかし、近年ではギャンブル依存症が社会問題化してきているため、パチンコ店でも大当たりの数を減らすなどの対策が取られるようになってきています。

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